個別セッション記録
8月28日のセッションで話した内容を、
あとから手を動かせる形にまとめました。
上から順に読まなくて大丈夫です。
いま必要なところだけ開いてください。
話した内容を、図にして1本にまとめました。
音を出さなくても追えるように作ってあります。
時間があるときは、この下の本文もどうぞ。
作ったものが消えたのは、こぬさんのミスではありません。作る場所と置く場所が同じ会社に握られていたからです。
作るのはCodex、置くのはCloudflare。リンクを開くだけで誰でも見られて、無料でもかなり使えます。
サービスを探すより早いです。カレンダー・申込・決済まで、こぬさんが使いやすい形で作れます。
01
単価設定ツールが消えた件です。
復旧しようとしたら「このデータではありません」と出て、
年払いの残額だけが返ってきた。
あれはこぬさんの操作ミスではありません。
原因は構造の方にあります。
Manusで作ると、作ったものがそのままManusの管轄に入るんです。
置き場所を自分で持っていないので、
向こうの都合が変わると、こちらの手元にも何も残りません。
同じ「ツールを作って配る」でも、構造が違う
大事なのは、作る側と置く側を分けておくことです。分けておけば、片方をやめても、もう片方は手元に残ります。
指示を出すだけで自動で動いて、
できたものをリンクで渡せる。
あの手軽さはManusの強みです。
「AIに作業を任せるとこうなるのか」を体で覚えるには、いい入口でした。
ただ、作り込むほどクレジットを食いますし、
量を使い続けるにはコストが重くなります。
そしていまは、CodexもClaude Codeもハードルがぐっと下がりました。
Manusを通らなくても、同じことができます。
こぬさんが通ってきた順番
Cloudflareも「絶対に消えない」わけではありません。
リスクがゼロのサービスは、どこにもないんです。
だから僕は、記録を1か所に集めたうえで、
Claude CodeからもCodexからも同じ場所を見に行くルールにしています。
そうしておけば、どちらかがダメになった日に引っ越すだけで済みます。
02
Cloudflareは、作ったWebページやツール、
入力されたデータを、ネット上に置いておけるサービスです。
僕が本格的に使い始めたのはこの1か月ほどですが、
いま人にすすめるならこれです。
名前は知らなくても、画面は見たことがあるはずです。
ログインのときに出てくる「あなたはロボットではありませんか」の確認。
あれを動かしているのがCloudflareです。
もともとセキュリティ周りから始まった会社なので、置き場所として信用できます。
| やりたいこと | 費用 | ひとこと |
|---|---|---|
| ページやツールを置いて、 リンクで配る |
無料 | まずはここで十分です。 URLの見た目は少し長くなります |
| 自分のドメインで持つ (例: 〇〇.com) |
年に数千円 | 月で割ると数百円です。 ドメインの種類で少し変わります |
僕はakirakudo.comを取って、
公式サイトも無料の教科書も、その下にぶら下げています。
情報が散らからないので、
「あれどこに置いたっけ」がなくなりました。
ここがManusの本当に良かったところで、
同時に、ChatGPTやClaudeの共有リンクが弱いところです。
受け取った人から見た景色
ChatGPTのサイト機能、Claudeの共有、Googleのリンク共有。どれも便利ですが、見る側にアカウントとログインを求めます。一手間、二手間なんですよね。使う側からするとそれがストレスです。
設定の手順を覚える必要はありません。
Codexを開いて、こう伝えれば進みます。
そのままコピーして使えます
Cloudflareを使えるようにしたいです。 アカウントの登録から、作ったページを公開してリンクで配れるようになるまで、必要な手順を順番に教えてください。 私のパソコンで足りない設定やインストールがあれば、それも一緒に進めてください。
僕が書いた「Cloudflareの教科書」も無料で公開しています。
読まなくても大丈夫です。
このリンクをCodexに貼って
「この教科書の内容を、私の環境で使えるようにして」と伝えるだけで動きます。
03
製造業許可の取れたキッチンを、生徒さんに貸したい。
これが今日いちばん大きい相談でしたよね。
引っかかっていたのは3つでした。
| 引っかかっていたこと | この日に出た答え |
|---|---|
| 自分の予定と 混ざってしまう |
予約用のカレンダーを別に作って、こぬさんの予定と連動させます。 打ち合わせを入れたら、その枠は自動で閉じます |
| 材料をどう扱うか (メープルシロップ・油・お米) |
量って差額を請求すると、こぬさんが毎回大変です。 小さいサイズを買い取ってもらう形が現実的です |
| お金のやりとり | 申込フォームの中で先に払ってもらいます。 StripeでもPayPalでもMOSHでも繋げられます |
「メープルシロップを量っておいて、減った分を請求しようと思ってたんですけど、
受講生さんに『そんな大変なことするの』って言われて」
あの指摘は正しいです。
毎回の量り取りは、回数が増えるほどこぬさんの首を絞めます。
小さい容量のものを買い取ってもらって、
使いきらなければ名前を書いて冷蔵で預かる。
ボトルキープと同じ考え方ですね。
これなら次に来る理由にもなります。
思い浮かぶのがGoogleカレンダーだっただけで、
Googleカレンダーでなければいけない理由はありませんでした。
予約枠は作れますし、有料プランなら決済も付けられます。
ただ、項目のフォーマットが決まっています。
こぬさんの場合は、そこが合いません。
「お米を何キロ使うか」を先に聞いて、
前の晩に浸水させておく必要があるからです。
車を持っていない生徒さんも多いので、
持ち込まなくて済むように用意しておきたい。
既存のフォームには、その欄がないんですよね。
「これがあったらいいな」を、そのまま形にできます。
サービスを探して妥協する時間を使わなくていい。
ここがいまのAIのいちばん大きい変化です。
生徒さんが予約してから、当日を迎えるまで
2つのカレンダーを連動させる
申込者の情報をどこに置くか。
スプレッドシートでも代わりになります。
ただ、あちこちに散らすより1か所の方が楽です。
Cloudflareに繋いでおくと、こんな指示がCodexの中だけで完結します。
わざわざCloudflareの画面を開きに行かなくていい。
ここが繋げておくメリットです。
繋いだあとに言えるようになること
今週土曜に予約している人へ、前日の夜に持ち物の案内メールを送っておいてください。 お米を使う人には、前の晩に浸水させる案内も入れてください。
手順を覚えてから始める必要はありません。
作りたいものを説明すれば、必要な設定は向こうから聞いてきます。
Codexにそのまま貼ってください
キッチンをレンタルするための予約サイトを作りたいです。 ・空いている日時をカレンダーで見て、その場で予約できる ・私のGoogleカレンダーと連動させて、予定が入っている枠は選べないようにする ・申込フォームで、名前・連絡先・使いたい時間・お米の量・必要な材料を聞く ・その場でカード決済してもらう ・申し込みの内容は1か所にたまるようにする 私のパソコンでまだ設定できていないものや、先に登録が必要なサービスがあれば、順番に教えながら一緒に進めてください。
04
ロードマップを18人分まとめて作った日に、
「ちょっと待ってください」の表示が出ましたよね。
あれは使い方が悪いのではなく、プランの上限です。
ChatGPTもClaudeも、料金は3段階になっています。
いちばん下は、ふだんの調べもの用です。
一気にまとめて作業する日は、必ず途中で止まります。
段を1つ上げると、できることが変わります
金額はサービス側で変わることがあるので、申し込む前に公式ページで確認してください。目安としては、いちばん下が月3,000円ほど、1つ上げると1万円台です。
差額はひと月1万円ちょっとです。
その代わり、単価設定ツールも予約フォームも作れます。
作ったもので回収する。
そう考えると、この1段は投資として合います。
Manusで作ったものを作り直す必要があります。
予約フォームも新しく作ります。
いちばん作業が重なる月なので、ここで上げて、落ち着いたら戻す。
それでちょうどいいはずです。
集約すると、こうなりました。
ChatGPTもManusも無料に戻しています。
| 契約しているもの | 理由 |
|---|---|
| Claude | 主力。ここに全部まとめています |
| Zoom | ミーティングと、文字起こしのため |
| Gemini(いちばん安いもの) | Googleドライブの保存容量のためだけです |
あちこちに少しずつ払うのをやめて、
主力の1つに寄せる。
こぬさんの場合はそれがChatGPTとCodexです。
その判断で問題ありません。
05
こぬさんがNotionに払っている理由は、
AIミーティングノートのためでしたよね。
僕もまったく同じ理由で払っていました。
そしてやめました。
Zoomの有料プランに、文字起こしが付いているからです。
終了した瞬間に要約が出て、文字起こしはファイルで落とせます。
Notionではウェブ会議ができないので、
Zoomを開きながらNotionも開く、という二重の状態になっていました。
片方でいいなら、片方でいいんです。
文字起こしを、会議を開いたら自動で始まるようにしておきます。
毎回押すと、いつか必ず忘れます。
録画も同じで、要らない日に止めればいいだけです。
忘れて失うより、ずっといいですよね。
いちばん気にされていたのが、
受講生さん8人に渡している個別ページでした。
あれは大丈夫です。
こぬさんが作ったページを共有リンクで渡しているだけなので、
人数の制限にはかかりません。
同じ「共有」でも、扱いが分かれます
セッション中に画面で確認したとおり、個人で使う限りページ数もブロック数も無制限です。ホーム画面や学びの資料も、そのまま残ります。
ファイルの容量です。
セッションでは「無料だと500MBか1GBくらい」とお伝えしましたが、
そのあと調べたら、無料プランは1ファイルあたり5MBまででした。
写真1枚でも引っかかることがある大きさです。
動画や重いPDFをNotionに直接置いていたら、
そこだけGoogleドライブかYouTubeのリンクを貼る形に変えてください。
それさえ避ければ、無料に戻して大丈夫です。
浮いた3〜4千円は、ChatGPTのプランに回した方が効きます。
使っていないところを削って、必要なところに寄せる。
無駄を省くというのは、そういうことですよね。
06
いま読んでいるこのページが、その実例です。
ミーティングが終わったら、Zoomの文字起こしをファイルで落とします。
それをそのままClaude Codeに投げる。
あとは、議事録としてWebページにして、リンクで渡すところまでやってもらいます。
終わったあと、僕がやっていること
この文字起こしを渡したあとに、こう言うだけです。
1時間の会話から、必要なところだけ抜いてくれます
この打ち合わせで話していた、予約フォームとカレンダーと決済の話を、実際に使えるように作りたいです。 該当するところを抜き出して、作業を進めてください。
要約してから渡す必要はありません。
むしろ、まるごと渡した方がいいです。
どんな話をしたかがデータとして残りますし、
1か月後に「あれ何だっけ」となったときにも戻れます。
07
これは僕が最近いちばん変えたところです。
文章でもサイトでも動画でも、作ってもらったものを自分でアレンジして出す。
これまではそれで終わっていました。
だから毎回、同じところを同じように直していたんです。
直した結果を見せるようにしたら、変わりました。
「ここをこう変えて出しました」と伝えるだけです。
次からは、その形に近いものが出てきます。
同じ手直しを、何回するか
18人分のロードマップを、Codexで作って確認して補足を入れましたよね。
あれをもう一段よくする方法があります。
ヒアリングの内容と、AIが作ったもの。
そして、こぬさんが直したあとのもの。
この3つをセットで見せるんです。
そうすると、こぬさんがどこを気にして直しているかまで伝わります。
アイコンをもっと寄せてほしい、顔を大きく、写真が暗い。
あの細かい判断が、次から先回りされるようになります。
僕はいま、ひとつ作業が終わるたびに必ずこう伝えています。
区切りごとに、これだけ
ここまでの内容を全部記録しておいてください。
これだけで、やり取りを整理して覚えてくれます。
次に別の作業をしたときに、
「前にこのエラーで止まったな」というところから始まります。
同じつまずき方をしなくなるので、こちらの作業も速くなるんですよね。
08
Codexには2つのやり方があります。
「スマホだけでもできますか」の答えは、ここにあります。
| パソコンの中で動かす | クラウドで動かす | |
|---|---|---|
| パソコンを閉じたら | 止まります | 続きます |
| スマホから | パソコンを開いたままなら見られます | そのまま続きができます |
| ファイルの扱い | 手元にあるので探しやすい | クラウドの中にあります |
| 向いている人 | 家でしか作業しない人 | 移動が多い人・隙間時間で触る人 |
外でクラウドで進めたものを、
家に帰ってパソコンの中で続ける、ということはできません。
別々のものとして動きます。
どちらを主に使うか、先に決めておいた方が迷いません。
僕は作業そのものはパソコンの中でやっています。
画像や記録が手元にある方が、いまはまだ探しやすいからです。
ただ、記録の方はクラウドにも同じものを置いています。
理由は、乗り換えられるようにしておくためです。
Claude CodeからもCodexからも、同じ場所を見に行くルールにしてあります。
Manusのときのように、ある日いきなり使えなくなっても、
引っ越すだけで済みますよね。
ママさんや、隙間時間で触りたい方が多いはずです。
その方たちには、クラウドの方が合います。
こぬさんが先に一度試しておいて、
「スマホからでもできますよ」と案内できると強いですよね。
09
今日のいちばん面白い話は、リールのリサーチでした。
「思わず作りたくなるような、ちょっと面白くてユーモアがあるリールを5人分あげて、
ってCodexに言ったら、ほとんど外国の人たちが出てきて」
あれ、Manusでは出てこなかったんですよね。
そして「海外」というのが、かなり大きいポイントです。
日本のアカウントはみんな見ますが、
海外のアカウントを探しに行く人は、ほとんどいません。
言葉が分からないので、自分で探すのはしんどいんです。
5ジャンル×20アカウントで、100件のリストにする。
それを「私が代わりに調べておきました」と渡すんです。
5件は調べられても、100件のところで必ず止まります。
しかも制限は月単位なので、その月はもう動けません。
「これは課金しないとできないな」が、説明なしで伝わります。
ただ集めたリストではありません。
つい見ちゃう。ユーモアがある。毎日続けられそう。
生米パンを広めたいという根っこから出てきた選び方です。
同じ指示を出しても、他の人には同じものが出てきません。
成果物だけ配ると、羨ましがられて終わります。
どういう目的で、どう指示して集めたかまで見せる。
そこまで見せて初めて、
「自分のアカウントに置き換えてやりたい」に変わります。
教室の先生に特化したAI講座を作りたい、と言っていましたよね。
その入口が、いまの話です。
自分の言葉にできないまま、AIに振り回されて終わる人が多い。
そこを、こぬさんが引き受けられます。
10
ブラウザじゃないからできない、と思っていたところです。
Zoomの画面共有で「アプリケーション」を選んでください。
開いているアプリが並ぶので、そこからChatGPTのアプリを選びます。
次の受講生さん向けのシェア会では、これで見せられます。
アプリのアイコンや名前が、CodexだったりChatGPTだったりコロコロ変わります。
あれは向こうの都合で、こぬさんの環境の問題ではありません。
中身は同じです。
ChatGPTのプラグイン(コネクタ)から、Googleカレンダーを繋ぎます。
繋いだあとは、アットマークを打つと候補に出てきます。
最初のうちは「Googleカレンダーに追加しておいて」と、
行き先まで丁寧に伝えてください。
1〜2回やれば覚えます。
そのあとは「この予定入れといて」で通るようになります。
Geminiでなければできないことだと思われがちですが、
ChatGPTでもClaudeでも同じことができます。
ツールを行き来する必要が、どんどんなくなってきました。
| できること | 無料で使えるか | |
|---|---|---|
| チャット | 聞く、書いてもらう | 使えます |
| ワーク | 作業を任せる、自動で動かす | 有料のみ |
| Codex | ツールを作る、ファイルを操作する | 少しなら使えます |
この並びが分かりにくいのは、こぬさんのせいではありません。
受講生さんに案内するなら、
無料で少し触れるCodexから体感してもらうのがいいです。
そこから、もっと任せたくなったらワークへ。
この順番がいちばん自然に上がっていけます。
Claudeも構成は同じですが、無料だとチャットしか使えません。
始めやすさでいえば、ChatGPTの方が低いです。
年配の方も多いことを考えると、その判断で合っています。
全部を今週やる必要はありません。
上の2つだけ先に片づけてください。
03章の最後にある文を、そのままCodexに貼るところから。詰まったらそこで止めて構いません。
作り直しと新規作成が重なる月です。落ち着いたら戻せます。
その前に、5MBを超えるファイルを置いていないかだけ確認してください。動画があればリンクに置き換えます。
設定を1回変えるだけです。押し忘れがなくなります。
置き場所はCloudflareに。次に同じことが起きても、こぬさんの手元に残ります。
今日から始められます。使うほど差が出ます。
受講生さんに案内できるかを見るためです。まず自分で触ってみてください。
急ぎではありません。次の期が始まる前にあると、渡せる武器になります。